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VOL.57クリーニングトラブル-中わた羽毛の片寄り2018年2月7日 (水曜日)

広島で即日仕上の布団クリーニングができる『クリーニング大野屋』の政木です。

ダウンコート、素材 表地:ポリエステル100%、裏地:ポリエステル100%、中わた:ダウン90%フェザー10%、取扱い絵表示 ドライ石油、処理方法 ウエットクリーニング 中性洗剤使用 タンブル乾燥60℃・60分

■ 衣類の状態

クリーニングに出す前に比べ、羽毛の膨らみがなくなったとの申し出があったもの。

外から触れると、キルティングの間て膨らみがなくなっていたり、羽毛の塊ができているのが確認できる。

■ 原因

取扱い表示が水洗い禁止にも関わらず、ウエットクリーニングによる水洗い処理とタンブル乾燥を行なったことで、羽毛が絡み合って塊状になり、キルティング内の羽毛が下の方に移動して片寄りがてきたもの。

■ 事故の防止策

羽毛の絡み合いは、水分と物理的な作用が加わることによって生じるため、水洗い処理とタンブル乾燥を行う際には過剰な機械力を加えないようにする。

■ 羽毛製品

ガチョウやアヒルなとの水鳥から採取される羽毛には、ダウン(ワタ羽)とフェザー(羽根)の2種類があり、通常は両方を混合して使っている。

一般にはダウンの混用率の高いものほど高級とされており、中わた素材として優れた保湿性、吸湿性と透湿性、圧縮回復性などの機能を持つ。

■ 圧縮回復性

水鳥の胸の部分に生えているワタ羽のダウンは、タンポポの種子のような形状で、中央に核(元羽軸)を持ち、ここから放射状にしなやかな羽枝が伸び、さらにその左右に小羽枝が付いている。

羽毛の羽枝と小羽枝には、絡み合わず反発しあう性質があり、羽毛のよじれや型崩れを防止すると同時に、何回折り畳んでもすぐに元の形に戻ることが可能。

しかも、かさ高性も直ちに回復し、羽枝のの間に多量の空気を含んで保湿性も保たれる。

品質の優れたダウンが十分に詰め込まれている製品であれば、羽毛製品に特有のふくらみの減少や中わたの片寄りなどは生じにくい。

※[クリーニングニュース]より引用

羽毛自体はウエットクリーニング、ドライクリーニングどちらも可能ですが、取扱い表示、使用素材・生地加工、汚れの程度などを総合的に判断して、クリーニング処理方法を決める必要があります。

また、羽毛製品は今回のようなトラブルの他にも、羽毛が吹き出しシミになったなどのトラブルが生じることがあります。